おむすび権米衛

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環境のこと

田んぼがお米の他に生み出すもの

田んぼはお米を育むだけでなく、たくさんの生きものたちのすみかにもなっています。3株の稲からとれるお米はごはん茶碗1杯分。ごはん1杯を食べるとオタマジャクシ35匹のすみかを守ることにつながります。同じように、ごはん46杯を食べるとドジョウ1匹、ごはん83杯を食べるとメダカ1匹、ごはん208杯を食べるとホタル1匹を育むことができます(NPO法人「農と自然の研究所」調べ)。地域の生態系とのつながりの中で田んぼが存在しているからこそ、私たちは農薬と化学肥料を極力抑えた「環境保全型農業」で作られたお米を選んでいます。そして、山々や雲が映り込む水面、風に揺れる青々とした苗、たくさんの籾を実らせて頭を足れる黄金色の稲穂など、田んぼの風景は人の手が加わることによって維持されています。生き物も景色も「農業生産物」なのです。

お米を食べることはサスティナブル

田んぼが生み出しているものは、食べるお米だけではありません。田んぼでお米を作ることは、私たちが知らないところで私たちの暮らしにさまざまなかたちで貢献してくれています。雨水を一時的に貯留する「天然のダム」の働きによって洪水を防いだり、雨水を緩やかに地下へ浸透させて土砂崩れを防いだり、田んぼの水が土のフィルターを通って地下に浸透することできれいな地下水を生み出したり、田んぼの水面や稲から蒸発・蒸散した水分によって暑さをやわらげたりと、自然災害や高温などから私たちを守ってくれているのです。さらに、稲の光合成によって大気中の二酸化炭素を減らして酸素を増やすほか、大気中の有毒ガスを吸着する働きもあるそうです。私たちがお米を食べることは田んぼで稲作が続けられることにつながり、田んぼでお米が作られることは、こうしたさまざまな恩恵が持続することにつながっています。

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